九州拠点のAgri-techスタートアップ・ArchedaがプレシリーズAラウンドで資金調達を実施

2025年6月10日、九州・佐賀県を拠点とするAgri-techスタートアップのArchedaが、第三者割当増資によるプレシリーズAラウンドでの資金調達を実施したと発表。調達額は非公表ながら、今後の事業拡大に向けた成長資金として活用されるという。
Archedaは、九州佐賀国際空港エリアを拠点に、次世代農業の生産性向上や収益最大化を支援するテクノロジーの開発・導入を進めるスタートアップ。ドローン、センシング、AI解析を活用したスマート農業のソリューションを提供し、地域農業の課題解決を図る取り組みで注目を集めている。特に、気候や作物特性に応じたデータドリブンな農業支援の仕組みは、持続可能な農業の実現に向けたモデルケースとして期待されている。
今回の資金調達により、Archedaは主に以下の領域に投資を行う見込みだ。
・プロダクト開発体制の強化と新機能の追加
・佐賀県内外への導入地域の拡大
・AIアルゴリズムの高度化とユーザビリティの向上
・人材採用を含む事業体制の拡充
Archedaは、地域に根差しながらもテクノロジーの力で農業の進化を推進するスタンスを掲げており、今後は他地域との連携や自治体・大学との共同研究も視野に入れているという。地方発のスタートアップとして、農業の変革をけん引する存在となるか、今後の動向に注目が集まる。