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米国株アプリ「Bloomo」運営のブルーモ証券が20億円を調達

2025年3月20日に米国株を中心とした資産運用アプリ「Bloomo」を提供するブルーモ証券が、シリーズAラウンドで総額20億円の資金調達を実施したと発表。これにより同社の累計調達額は28.5億円に達したという。

今回のラウンドでは、グローバル・ブレイン、ANRI、Spiral Capital、Portage Ventures、MUFG Innovation Partners、Angel Bridge、住商ベンチャー・パートナーズ、Scrum Venturesの8社が出資に参加したとされる。

ブルーモ証券は「投資をみんなのものにする」というミッションのもと、米国株やETFに特化した資産運用アプリ「Bloomo」を展開している。アプリでは、他の投資家のポートフォリオを参考にしながら銘柄選定ができ、為替両替や売買のプロセスは自動で処理される仕組みを採用しているようだ。

2024年5月の一般公開以降、ポートフォリオ投資機能、共有・コピー機能、リバランス機能などが順次リリースされており、日本の証券会社としては初となる0.0001株単位の配当金再投資機能や自動積立機能も搭載された。2024年10月からはNISAにも対応しているという。
また、パートナー企業との提携も進んでおり、2024年11月には「Bloomo for JFRカード」、2025年2月には「Bloomo for 住信SBIネット銀行」がローンチされるなど、サービスの展開領域を広げている。

今回調達した資金は、主に運用管理機能の高度化や取り扱い商品の拡充、マーケティング強化、優秀な人材の採用に活用される見込みだという。具体的には、スマート積立投資機能や複数ポートフォリオ管理機能の開発に加え、米国株以外の銘柄や海外株の取り扱いも検討しているとのことだ。

ブルーモ証券は今後、資産形成を通じて誰もが未来に自信を持てる社会の実現を目指し、金融インフラとしての地位を築くことを狙っていくと述べる。