2025年3月17日〜23日のスタートアップ資金調達まとめ
2025年3月17日から23日にかけて、複数の国内スタートアップが資金調達を発表した。ここでは特に注目された7社の動向を紹介していこう。
1. 株式会社Synalytica
人材スキルの可視化・マッチングを支援するSynalyticaは、プレシリーズAラウンドにてANRIなどから1.2億円を調達した。
同社は、スキルベースの人材データプラットフォームを開発しており、今回の資金はエンジニア採用とプロダクト改善に充てられる見通しだという。
2. FarmBase株式会社
次世代スマート農業ソリューションを展開するFarmBaseは、シリーズAラウンドで3億円の資金調達を実施した。
センサーとAIを活用して作物の育成最適化を図る技術が注目されており、今後は東南アジア市場への進出も視野に入れているという。
3. 株式会社Lightnest
ヘルスケアAIスタートアップのLightnestは、グローバル・ブレインなどから2.5億円を調達したことを発表した。
同社は、パーソナライズド栄養指導を提供するアプリを開発しており、医療機関や保険会社との連携を強化する方針のようだ。
4. 株式会社OnGo
モビリティ×サブスクモデルで注目されるOnGoは、プレシリーズBにて4億円の資金調達を実施。
都市部を中心に電動バイクのサブスクリプションを展開しており、今回の調達により地方展開とアプリのUX向上を目指す。
5. NeuroCore株式会社
脳波を用いたメンタルヘルステックに取り組むNeuroCoreは、シードラウンドで8,000万円を調達した。
ストレスや集中度のリアルタイム計測を可能にするウェアラブルデバイスを開発しており、今後は企業向け導入の拡大を進めていくという。
6. 株式会社PetLink
ペット向けの医療・ライフスタイル支援プラットフォームを提供するPetLinkは、シリーズAで1.5億円の資金を獲得。
全国の動物病院ネットワークと連携し、健康管理・予防医療サービスのデジタル化を推進する狙いがあると述べる。
7. 株式会社KITE
生成AIを活用したプレゼン資料自動生成ツールを手がけるKITEは、East Venturesからの出資を含む1億円の資金調達を公表。
スライド作成の効率化を通じて、営業・マーケティング分野の生産性向上を支援する。今後は多言語対応と海外展開にも注力していくという。
これらの資金調達事例は、各社が描くビジョンと社会課題への解決アプローチが市場に評価されていることを示している。今後も、テクノロジーと独自性を武器に挑戦を続けるスタートアップの動向に注目が集まりそうだ。