2025年3月10日〜16日のスタートアップ資金調達まとめ
2025年3月10日から16日にかけて、複数の国内スタートアップが資金調達を実施したようだ。特に注目された7社の動向を紹介していこう。
1. 株式会社Gipt
ギフト特化型プラットフォームを提供するGiptは、シードラウンドにて個人投資家・倉田将志氏から3,000万円の資金調達を実施したとされる。
同社は、贈り物の選定・購入・送付をオンラインで完結させるサービスを展開しており、今回の調達資金はプロダクト改善およびユーザー獲得の加速に充てられる見通しだ。
2. クレアトゥラ株式会社
クリエイター支援プラットフォームを展開するクレアトゥラは、シリーズAラウンドのファイナルクローズで2億円を調達し、累計調達額は5.5億円に達した模様だ。
同社は、クリエイターがスムーズに仕事を獲得・管理できる仕組みを提供しており、今後は機能拡充と利用者拡大に注力する方針とみられる。
3. 株式会社THA
「AI社長」と呼ばれる経営支援AIサービスを開発するTHAは、デライト・ベンチャーズから出資を受けたことを明らかにした。
AIによる意思決定支援を提供する同社は、今後もプロダクトの高度化と企業導入の拡大を目指すとみられている。
4. CoLab
産業用AIロボットを開発するCoLabは、プレシリーズAにて約3億円の資金調達を実施したようだ。
工場の人手不足をAIとロボットで解決することを目指しており、今後は量産体制の強化と導入支援体制の整備が進められる見込みだ。
5. GROWTH VERSE
AI SaaSを手がけるGROWTH VERSEは、シリーズBラウンドでの資金調達により、累計21.6億円の資金を確保したとされている。
データ分析や業務効率化に特化したツールを提供しており、今回の資金は新規事業開発とグローバル展開に活用される予定とのことだ。
6. 株式会社エクステンシブル
BPaaS(Business Process as a Service)型の事業を展開するエクステンシブルは、障がい者雇用のDXを推進している企業だ。
今回の資金調達は、地方在住の障がい者がリモートで都市部企業に参画できる仕組みの拡大に向けた体制強化とみられている。
7. VARIETAS
AI面接官を開発するVARIETASは、シリーズAラウンドで6億円の調達を実施したと発表した。
AIによる面接支援ツールは大手企業への導入が進んでおり、今後も精度向上と新機能開発に注力する方針のようだ。
これらの資金調達は、各社の技術的強みや市場ニーズに裏打ちされた成長戦略の一環とみられる。今後も各分野での動向が注目されるところだろう。