「北新地から東京へ。18億円を投じた“夜の革命”──カイザーエンタープライズの次なる一手」
ラグジュアリーキャバクラ「UNJOUR」が東京・六本木に初出店

2025年5月、東京・六本木に新たな“夜のランドマーク”が誕生する。カイザーエンタープライズグループは、関西圏で確固たる地位を築いてきた高級キャバクラブランド「UNJOUR(アンジュール)」の東京初進出を果たす。北新地で圧倒的なブランド力を誇る同グループが、今回選んだのは、国内随一の富裕層が集まる東京・六本木。その旗艦店となる「club UNJOUR TOKYO」。出店にかけた総工費はおよそ18億円である。
最大の特徴は、業界でも類を見ない“ワンフロア14部屋”という贅沢な空間設計だ。通常、複数フロアにまたがることが多い高級店舗において、同一フロアでこれだけの部屋数を確保するのは極めて稀だと、広報担当は語った。顧客動線のスムーズさ、スタッフのオペレーション効率、そして何よりも「一流」を求める客層に対する没入感ある体験設計が、同店の優位性を際立たせる。



キャストも“接客力×発信力”で厳選、夜職の次の姿
さらに注目すべきは、SNS総フォロワー数5万人を超える人気キャスト“ことみ”を筆頭に、関西で圧倒的な人気を誇ったNo.1キャスト陣が東京に集結する点だ。北新地での成功体験をそのまま持ち込みつつ、首都圏ならではのニーズに対応した新しい接客スタイルも導入予定。これにより、単なる地方発の店舗展開ではなく、都市圏の高級ナイトレジャー市場における“新しいスタンダード”の確立を目指す。
全国展開を目指すカイザーエンタープライズの底力「一夜」ではなく、「一日」の価値を売る
UNJOUR(アンジュール)とは、フランス語で「一日」を意味する。その名の通り、顧客の“一日”に寄り添うこのブランドは、ハイクラスな空間と高水準のホスピタリティで、国内外の実業家や著名人からも高い支持を得てきた。今回の東京進出は、同ブランドの原点をさらにアップデートする機会と位置づけられている。「club UNJOUR TOKYO」は、単なる一店舗ではなく、ブランド再構築の起点ともいえる。高級キャバクラの文脈を超えて、都市と人、情報と文化を媒介する“夜のプラットフォーム”となるだろう。