ドクターズプライムが3.9億円調達-スマホでセカンドオピニオンサービスを提供開始
医師採用サービスのドクターズプライムがスマートフォンで医師のセカンドオピニオンを聞けるサービスの提供を5月から開始する。さらに今回マーケティング人員の採用などに充てるため、ベンチャーキャピタルなどから3億9000万円を第三者割当増資で調達した。
ドクターズプライムは、2017年創業の医師向けのアルバイト求人情報サービス「Dr.’s Prime」を運営するヘルステックスタートアップ企業だ。「救急車のたらい回しをなくす」というビジョンを掲げ、救急病院と「救急車を断らない」医師をマッチングする事業を展開している。

これまでエクイティ調達なしで会社運営を行ない、Work事業のキャッシュを他事業に投資していくというサイクルで実施していたという。現在ドクターズプライムでは60人(うち正社員34人)で事業フェーズの異なる病院向け・医師向け・患者向け3つの事業を展開している。 足元は黒字経営で事業を推進しているが、医師向け動画コンテンツ配信事業の「Dr.’s Prime Academia」、そして初のtoC向けサービス、3万人の医師データを活用して、人生に寄り添う医師を紹介する「LifeDoctor」への事業投資を加速するべく、初の株式による資金調達を実施した。
今後の展望として、Dr.’s Prime WorkおよびDr.’s Prime Academiaで構築した医師評価データの活用を加速し、医師スコアを見える化する機能をリリースしていくと述べる。患者に向き合った医師の行動変容をより促進するため、まずは医師本人に開示する機能を2025年2月にリリースし、toC向けにも拡大予定とのことだ。
さらに、2025年5月には、信頼できる回答がすぐに来るセカンドピニオンサービス「LifeDoctor」をリリースし、これまでの医師評価の仕組みを強みとしつつ、自分らしく選べる医療をすべての人に提供するための「医療の民主化」に向けた最初の事業を展開予定しているようだ。