
2025年3月25日にEY Japanはスタートアップ企業向けの新たなバックオフィス支援サービス「BPaaS_BackOffice4Startups(ビーパース・バックオフィス・フォー・スタートアップス)」の提供を開始した。このサービスは、経理・会計、給与計算、社会保険関連業務などを、設計から構築・運用までワンストップで支援するものだという。
EY Japanは、世界150以上の国と地域で約30万人のプロフェッショナルを擁するEY(Ernst & Young)の日本におけるメンバーファームであり、監査、コンサルティング、税務、トランザクション支援などを総合的に提供しているという。
新サービスでは、コンサルティングによるバックオフィス体制の設計・構築に加え、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)による業務の運用までを一貫して提供。例えば、業務システム(SaaS)の導入や社内規程の整備支援、日常の請求書発行や支払業務、さらには決算や税務申告に至るまで、企業の成長段階に応じて対応する構えのようだ。
スタートアップにとって、成長過程で生じるバックオフィス業務の煩雑さは事業スピードの妨げになるケースも多いとされる。EY Japanはこうした課題に着目し、スモールスタート可能で柔軟性の高いサービス提供を通じて、事業のスケールアップを後押ししたい考えのようだ。同社は今後も、専門的知見と経験をもとに、スタートアップ支援の取り組みを強化していくと述べる。