イークラウドは、インターネットを通じて非上場のベンチャー企業が個人投資家から資金を調達する仕組み「株式投資型クラウドファンディング」を提供する企業だ。これまで株式投資型クラウドファンディングサービスを通じて、主にシード・アーリーステージのスタートアップの資金調達を支援し、約40社で累計10億円以上の調達をサポートしてきた。今回の資金調達により、ミドル・レイターステージのスタートアップと個人投資家をマッチングする新サービスの準備を加速し、創業期からIPOを目指す企業まで、全ての成長段階のスタートアップと個人投資家を結ぶ包括的なプラットフォームを目指すようだ。

日本のスタートアップ資金調達市場は2024年も堅調に推移し、大型調達案件の増加や海外有力VCの日本市場参入が進んでいる。その一方で、ファンドの新規設立額は減少傾向にあり、スタートアップの持続的な成長を支える新たな資金供給モデルの必要性が高まってきている。イークラウドは、新サービスを通じて、スタートアップが非上場の段階で成長資金を確保することに貢献し、個人投資家による新しい資金供給モデルの構築を推進していく予定とのことだ。

また、イークラウドはスタートアップと個人投資家を結ぶ包括的なプラットフォームを目指し、法人営業やベンチャーパートナー、経営者営業などのポジションで採用活動を強化しているようだ。投資を通じてスタートアップに関わる人々を増やし、イノベーションや社会課題の解決に主体的な意志を生み出すことを目指すと述べる。