中小企業の営業課題を“信頼ある出会い”で解決 CTF GROUPが完全審査制コミュニティ「CTF ALIGN」を開始
中小企業の営業力・商談機会創出には、単なる営業支援の支援だけでなく、経営者同士の出会いと信頼形成が重要だ。
そんな課題認識を起点に、営業支援サービスを提供する株式会社CTF GROUPは、完全審査制の経営者コミュニティ「CTF ALIGN」の提供を2025年12月より開始した。これは、営業支援の枠を超えて経営者同士の協業機会や継続的なつながりを創出するための新たなプラットフォームである。
CTF GROUP は、これまで営業支援サービス「ZERO SALES」を中心に、中小企業の営業課題を“仕組み化”によって解決してきた。300業種以上の支援実績と年間数千件の商談創出プロセスを通じて見えてきたのが、「新しい出会いの不足」という根深い経営課題だ。
同社はこれを、単なるネットワーキング不足ではなく、信頼を基盤にした協業機会の欠如として位置づけた。そこで、この課題に真正面から応えるべく立ち上げられたのが「CTF ALIGN」である。

■ 地域・業界を越えた“信頼ある出会い”の場を設計
「CTF ALIGN」 の最大の特徴は、完全審査制であることだ。形式的な参加ではなく、一定の審査基準を設けることで、コミュニティ内の信頼性と質を担保。これにより、単なる名刺交換のようなイベントではなく、同じ視点で事業課題を語り、具体的な協業や商談につなげられる関係性づくりを重視している。
サービスの基本構造は、週次・月次で開催される多様な交流イベントだ。オンライン交流会、ランチ会、ディナー会などを含む年480回以上のイベントを通じて、会員である経営者が継続的に新たな出会いを得られる仕組みを整備している。各回は6〜8名程度の少人数制で運営され、自己紹介や課題共有、望むつながりについて話す時間が設けられる。オンライン会では7分半ずつ複数回のマンツーマンセッションを実施し、地域を超えた深い関係構築の機会をつくる。
また、対面での会食イベントでは、経営者同士が本音で語れる空間を提供。こうした設計は、形式的なパネル・スピーチ重視の会合ではなく、実際の事業連携につながる対話の質に重きを置く同社の考え方を反映している。
■タイムスケジュール例
・オンライン交流会
15:00 主催挨拶
15:10 7分半×2セット×4回
16:25 締め挨拶
16:30 終了
オンライン交流会(毎月約20回)
平日夕方にテーマ別で実施。地域を超えた経営者の接点を生む。マンツーマンで1人あたり7分半の紹介。紹介の際に 『自己紹介』『事業内容』『現状課題』『繋がりたい企業』を話す。
・ランチ会
12:00 主催挨拶
12:05 自己紹介(各2分×6〜8名)
12:25 自由交流タイム
12:55 写真撮影
13:00 個別会計・解散
ランチ会(毎月約10回)
※平日毎営業日実施(昼の部12:00〜13:00)
ランチ会の参加人数は6名〜8名の少人数制。1人あたり2分間全体に向けて話す。紹介の際に 『自己紹介』『事業内容』『現状課題』『繋がりたい企業』を話す。
・ディナー会
18:00 主催挨拶
18:10 自己紹介(各5分×6〜8名)
18:50 自由交流タイム
19:55 写真撮影
20:00 個別会計・解散
リアル会食(毎月約10回)
※平日毎営業日実施(夜の部18:00〜20:00)
ディナー会の参加人数は6名〜8名の少人数制。1人あたり5分間全体に向けて話す。紹介の際は 『自己紹介』『事業内容』『現状課題』『繋がりたい企業』を話す。
■ 「構造」で成果を出す組織論からコミュニティへ
「CTF ALIGN」は単なるコミュニティではない。CTF GROUP がこれまで営業支援で蓄積したナレッジを今回のコミュニティに連動させることで、真にビジネスにつながる出会い創出を意図的に支援している。会員同士のビジネスマッチング機能や、毎月2名以上の経営者紹介制度など、継続的な商談機会の創出につながる仕組みが用意されている点が注目される。
CTF GROUP 全体としては、既に月間500件以上の商談が生まれているという実績があり、この豊富な商談データとノウハウを活かしながら、形式的な交流ではなく成長につながる“出会いの質”を高める運営設計を進めていく。
CTF GROUP代表の山本真聖氏は、前職での営業支援・新規事業立ち上げの経験を通じて、「構造で成果を出す組織」の重要性を強調してきた。同社の中核である「ZERO SALES」や「ZERO RECRUIT」といった他のサービスもまた属人的な力ではなく再現可能な仕組みで成果を出すモデルとして評価されている。今回の「CTF ALIGN」 も、この思想を組織外に拡張したものといえる。

■ 「営業支援×出会い」の掛け算を、偶然にしない
CTF GROUPがコミュニティという領域へ踏み出した背景には、営業支援の最前線で蓄積してきた膨大な現場経験がある。「ZERO SALES」をはじめとした営業支援サービスを通じ、同社は全国の中小企業と向き合ってきた。年間の経営者商談数は6,000件を超え、業種・規模・地域も多岐にわたる。

そうした対話の積み重ねの中で見えてきたのは、営業支援という機能単体の限界ではなく、「人との出会い」と掛け合わさったときに初めて立ち上がる価値だったという。
「営業代行によって商談数を増やし、営業活動を前に進めることは可能です。ただ、そこに経営者同士の信頼関係や紹介、協業といった“人を起点としたつながり”が加わると、商談の質や受注後の関係性が大きく変わっていく。その違いを何度も目にしてきました」
営業活動は数値で測ることができる。一方で、経営者同士の信頼や共感は定量化しづらい。しかし、後者がもたらす影響は決して小さくない。実際にCTF GROUPも、営業支援を通じて生まれた接点が交流会や紹介によって広がり、結果として年間1億円を超える取引へと発展した経験を持つ。
この経験は、山本氏に一つの問いを突きつけたという。営業支援と出会いの掛け算によって生まれる成果を、なぜ偶然や個人の人脈に委ねなければならないのか。
「この“営業支援×出会い”が掛け算される状態を、個人の人脈やタイミングに依存させたくなかった。誰でも活用できる形に、構造として落とし込めないかと考えたのです」
その発想は、同社が一貫して掲げてきた「人より構造を信じる」という思想の延長線上にある。属人的なスキルや偶然の縁に頼るのではなく、再現可能な設計によって成果を生み出す。「CTF ALIGN」は、営業プロセスの構造化をコミュニティ領域にまで拡張した試みとも言える。
山本氏は、「CTF ALIGN」を営業代行の代替と位置づけてはいない。むしろ、営業施策をより立体的に捉えたい経営者にこそ価値があると語る。
「営業支援によって安定した商談機会をつくりながら、経営者同士の出会いや信頼関係を通じて受注率や継続率を高めていく。その両輪がそろうことで、営業を“頑張り続けるもの”から“自然に回り続けるもの”へと変えていけると考えています」
ここで言う“自然に回り続ける営業”とは、単発施策の積み重ねではなく、紹介や協業が循環する状態を指す。経営者同士の対話の中から新たな機会が生まれ、それが次の商談や連携へとつながっていく。そうした循環を意図的に設計することが、「CTF ALIGN」の狙いだ。

■ 中小企業支援の次なるフェーズへ
経営者同士の「出会い」はしばしば偶発的なもので終わるが、「CTF ALIGN」 は審査・設計された接点を通じて意図的に信頼関係を育む場づくりを目指す。中小企業の成長を阻む慢性的な課題「営業リソース不足や新規開拓の停滞」は、単なる人材やツールの不足にとどまらない。多様な経営者同士が課題を共感し、補完し合う関係性自体が成長の原動力であるという洞察に基づくソリューションとも言えるだろう。
山本氏にとって「良い出会い」とは何か。その問いに対し、返ってきた答えはシンプルだった。
「良い出会いとは、ビジネスの選択肢が広がる出会いです。この人となら、これまで考えもしなかった挑戦ができるかもしれない。そう思える関係性が、経営者にとっては会社の未来を変える力になる」
「CTF ALIGN」 の提供開始は、中小企業支援のあり方に一石を投じる試みである。単なる支援ソリューションや外部リソース提供から一歩進み、経営者ネットワーク自体を価値化するアプローチは、今後の成長モデルとして注目される可能性がある。営業課題の解消だけでなく、新しい事業連携や協業構造の創出に寄与する同サービスの動向は、国内中小企業の活性化という観点からも見逃せない。
