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電通グループが企業の事業成長を包括支援する新サービスを開始

株式会社電通が、2025年8月26日に国内グループ7社と連携し、企業のデジタル事業を一気通貫で支援する新サービス「Product Management For Growth」を開始した。同サービスは、構想段階から開発、そして成長フェーズに至るまで、プロダクトを中心とした事業成長を伴走型で支援することを目的としている。

電通グループは国内外に広がるネットワークを活かし、広告・マーケティング領域を中核に幅広い事業を展開する企業だ。近年はデジタル領域の強化を進め、AIやデータドリブンのアプローチを活用した新サービスを次々と打ち出している。電通デジタルや電通総研をはじめとするグループ各社との連携により、クライアント企業の事業成長や社会課題の解決を支援している。

今回の「Product Management For Growth」では、電通総研、電通デジタル、電通プロモーションプラス、イグニション・ポイント、ミツエーリンクス、GNUS、電通クロスブレインが参画。AIを活用した新規事業アイデアの創出や、1億人規模のデータを再現するAIモデルによるユーザー分析、UXデザイン、SNSを活用した成長支援など、プロダクトを核とした成長のあらゆる段階に対応する仕組みを提供する。

背景には、デジタル化や生成AIの普及、さらにCookie規制といった市場環境の変化がある。企業が顧客接点として活用するアプリやウェブサービスは、単なるマーケティングツールにとどまらず、事業成長の中核となりつつある。一方で、開発現場では企画力や推進体制の不足といった課題も浮き彫りになっており、そこに対する包括的な支援が求められていた。

また電通は、スポーツ領域においても同様の枠組みを拡張。8月27日からは「SPORTS CLUSTER MARKETING」と題した新サービスを開始し、競技横断でのファンデータ分析とマーケティング活用を可能にするとしている。

電通グループは今後もクリエイティビティと専門性を融合させ、企業の持続的な成長に寄与する姿勢を示しており、デジタル時代の事業支援における存在感をさらに高めていくことになりそうだ。