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セルフケアブランド「MAKE BEAUTURE」がグローバル展開へ

セルフケアブランド「MAKE BEAUTURE(メイクビューチャー)」が、グローバル展開の計画を発表した。今後はアジアを中心とした5カ国への進出を目指し、日本発ブランドとしての価値を世界市場に訴求していく構えだ。

MAKE BEAUTUREは、「医療×マーケティング×実業家」の異色タッグにより生まれたブランドである。東京大学医学部を卒業した医師と、年商50億円超の実績を持つトップマーケターが共同で立ち上げ、総合格闘家・実業家としても知られる朝倉未来氏が事業パートナーとして参画している。医師による成分監修や科学的根拠に基づく商品開発、マーケティングの専門知見に裏打ちされたブランディング戦略、そして朝倉氏の発信力を生かしたプロモーションを掛け合わせることで、発売当初から注目を集めてきた。

これまで同ブランドは、国内のZ世代・ミレニアル世代を中心に支持を広げており、「肌と心のセルフケア」をコンセプトに、スキンケアやボディケアアイテムを展開している。製品には、医師の監修による安全性とエビデンスに基づいた配合成分が活用されており、ナチュラル志向でありながら確かな効果を期待できる点が特徴だという。
今回の海外展開では、韓国、台湾、シンガポール、アメリカ、UAEの5カ国を第一段階の進出先として検討している。いずれの地域も美容意識の高い消費者が多く、日本製品への信頼が厚い市場として知られている。現地での販売戦略としては、越境ECのほか、ポップアップイベントやインフルエンサーとの連携を予定しており、SNSを活用したグローバルブランディングにも力を入れていく方針だ。

MAKE BEAUTUREの担当者によれば、国内で得られたユーザーの声やレビューをもとに、国や地域ごとのニーズに即した商品企画・プロモーションを行っていくという。たとえば、UAE市場ではハラール対応や紫外線対策を重視した処方、韓国ではトレンドに合ったジェンダーレス製品の投入など、文化背景に配慮したアプローチを進める予定だという。

セルフケア市場は世界的に拡大しており、パンデミック以降は「自分の健康や美を自らケアする」意識が高まっている。そうした潮流の中で、日本発のD2Cブランドがどのようにグローバル市場で存在感を示していくのか、MAKE BEAUTUREの今後の展開に注視が期待される。