MagicPodがシリーズBで5億円を調達し開発現場の生産性を支援

ノーコードのテスト自動化プラットフォームを展開するMagicPod株式会社が、シリーズBラウンドにおいて総額5億円の資金調達を実施した。プロダクトの機能強化や海外展開の加速を目的とし、さらなる事業成長に向けて体制を強化する構えだ。
MagicPodは、モバイルアプリやウェブアプリのテストをノーコードで自動化できるプラットフォーム「MagicPod」を開発・提供するスタートアップだ。エンジニア以外の職種でも直感的に操作できるUIを特徴としており、スタートアップから大企業まで幅広い導入実績を持つ。開発現場におけるテスト工数の削減やリリーススピードの向上を支援し、継続的な改善サイクルを実現するツールとして注目されている。
今回の資金調達では、グローバル市場への展開をさらに本格化させるとともに、生成AIとの連携による自動テスト機能の高度化を目指すという。英語UIの強化やAPI連携機能の充実、北米・東南アジアへのマーケティング施策なども視野に入れている。
また、生成AIを活用したテストシナリオの自動生成や修正提案といった機能も開発中であり、テスト業務のさらなる効率化と属人性の排除にもつながる取り組みといえる。現場での業務負荷を軽減しながら、品質保証の水準を高めるソリューションとして、MagicPodの価値は今後さらに広がっていきそうだ。