三重県明和町で共創型イベント「START CAMP 2025」開催を発表

CarpeDiemが、大企業とスタートアップによる共創を目指す実践型イベント「START CAMP 2025」の開催を発表した。舞台は三重県明和町。地域の持つ特性や社会課題に向き合いながら、参加者同士がワークショップやディスカッションを通じてアイデアを磨き、新たなビジネスの創出を目指すという。
CarpeDiemは、「問いを起点に未来をつくる」を理念に掲げるスタートアップスタジオだ。社会構造の変化や価値観の多様化を背景に、問いから始まる事業づくりに取り組んでいる。スタートアップと企業の共創支援、地域との連携プロジェクト、人材育成プログラムなど、多面的なアプローチで“次の社会”を構想し続けているのが特徴だ。
今回開催される「START CAMP 2025」は、単なるビジネスコンテストやアイデアソンにとどまらず、「現場での実践」を重視する設計となっている。参加者は、三重県明和町の地域資源やリアルな課題を起点に、ビジネス創出のプロセスを実地で体験。事前準備、現地での活動、成果発表といった一連の流れを経て、具体的な事業化の可能性を探っていくという。
地域と都市、企業とスタートアップといった、これまで交わる機会の少なかったプレイヤーが同じ場で議論を交わすことで、単なる“つながり”ではない、“共創の原型”が生まれることを狙う。CarpeDiemは本イベントを通じて、企業の新規事業担当者や起業家、地域プレイヤーが持つ知見や視点が交差する場を創出し、それぞれの視座を高め合う関係性を築いていきたいとしている。
イベントの開催地となる明和町は、伊勢湾に面し、歴史や自然に恵まれた土地として知られる。近年では地域資源を活用した観光・教育・農業の取り組みも盛んで、実証フィールドとしてのポテンシャルも注目されている。都市部のビジネスパーソンにとって、非日常的な環境で発想を広げる貴重な機会となりそうだ。
■イベント概要
・イベント名:START CAMP 2025
・主催:CarpeDiem株式会社
・開催地:三重県多気郡明和町
・開催日程:2025年7月18日(金)〜19日(土)
・対象:スタートアップ、大企業の新規事業担当者、地域プレイヤー等
・内容:ワークショップ、共創ディスカッション、成果発表会ほか
CarpeDiemは、本イベントを単発で終わらせず、今後の事業創出や地域との連携につなげる中長期的な共創モデルの構築を視野に入れているという。分野や立場を超えて交差する挑戦が、次代のビジネスの原点となる可能性を秘めている。