SusHi Tech Tokyo 2025が5月に開催

東京都が主催するアジア最大級のスタートアップカンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」が、2025年5月8日から10日の3日間にわたり東京ビッグサイトで開催される。スタートアップエコシステムの拡大と国際的な連携を目的とした本イベントには、国内外から613社が出展し、AI、フードテック、クリーンテックなど最先端分野での展示やピッチが行われる予定だ。
SusHi Tech Tokyoは、”Sustainable High City Tech Tokyo”の略称で、サステナブルな都市づくりに向けた技術とビジネスの融合を掲げて2023年に初開催された。以降、東京都が一貫して主催し、スタートアップ、企業、投資家、自治体、教育機関など、多様なステークホルダーを巻き込みながらスケールアップを図ってきた。2025年で3回目の開催となる今回は、前回を大きく上回る613社のスタートアップが参加を予定しており、国内のみならず東南アジア、欧州、米国など世界各国からも注目を集めている。
■イベント概要
イベント名:SusHi Tech Tokyo 2025(サスヒテックトーキョー2025)
主催:東京都
開催日程:2025年5月8日(木)〜10日(土)
開催場所:東京ビッグサイト(東京都江東区)
参加予定企業:613社(国内外スタートアップ・企業・団体など)
主な分野:
・AI(人工知能)
・フードテック
・クリーンテック
・モビリティ
・アグリテック
・ヘルスケア
・ロボティクス など
主なプログラム:
・スタートアップによるピッチイベント
・テーマ別展示ブース
・投資家・大企業とのマッチングセッション
・グローバルVCとのネットワーキング
・次世代起業家向けワークショップ・パブリックデー(一般公開・体験展示)
参加費:一部招待制・一部一般入場可能(事前登録制)
イベントの会場となる東京ビッグサイトでは、AIやロボティクス、ヘルスケア、アグリテックなどのテーマに沿った展示ブースが並ぶほか、投資家や企業向けのピッチセッションも実施される予定。東京都が掲げる「国際金融都市・東京」構想の一環として、海外VCやアクセラレーターとのネットワーキングイベントも多数企画されており、グローバル連携を促進する場としての機能も強化される見通しだ。
また、今回のイベントでは、学生や次世代起業家を対象としたワークショップやイノベーション教育プログラムも開催され、幅広い層へのエコシステム浸透も狙う。一般来場者に向けたパブリックデーも設けられており、テクノロジーがもたらす未来都市の姿を体感できる体験型コンテンツも多数用意される予定だ。
東京都は、SusHi Tech Tokyoを通じてスタートアップを中核とした都市イノベーションの実現を目指しており、出展企業に対しては都独自のサポート制度や、海外展開に向けたビジネスマッチング支援も提供している。今後は同イベントを起点とした国際的な技術連携や社会課題解決型スタートアップの成長支援を強化していく方針だ。
都市課題と最先端テクノロジーの融合を掲げる「SusHi Tech Tokyo 2025」は、国内外のスタートアップ関係者にとって、ビジネスチャンスと知的刺激が交差する一大プラットフォームとなりそうだ。