ライドシェア事業を手掛けるnewmoが31日、ベンチャーキャピタルなどから63億円を調達したと発表した。新拠点を名古屋市と那覇市にそれぞれ設立し、同地域のタクシー事業者との提携をめざしていくようだ。
第三者割当増資はVCのANRIとグロービス・キャピタル・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタルなどが引き受けたとのこと。調達資金は全国でのサービス展開に向け、各地域のタクシー事業者のM&Aに充てていくという。
ニューモは2024年1月の創業で、すでに180億円以上をVCなどから調達している。7月には大阪府守口市の中堅タクシー「未来都」を買収し、タクシー事業を展開してきた。同社は現在、タクシー会社の管理の下で一般ドライバーが乗客を運ぶ日本版ライドシェアに取り組む。名古屋市と沖縄に新拠点を設け、将来的にはそれぞれの地域でのライドシェア事業を見据えているとみられ、短期間での展開の速さに今後も期待できるだろう。