京都大学発スタートアップのライノフラックスがベンチャーキャピタルなどから2億円を調達した。二酸化炭素(CO2)を回収しながら発電する独自技術の実用化を目指す。まず2024年内に試作機を開発し、25年をメドに1キロワット程度の発電能力を実現したい考えているようだ。
ライノフラックスは京都大学大学院工学研究科化学工学専攻の蘆田隆一氏による研究成果を基礎として設立されたエネルギースタートアップ企業だ。質の悪い炭素資源から、化学反応を適切に利用して大量の電気エネルギーと高純度のCO2を回収する、湿式ケミカルルーピング技術を用いている。
「地球に存在する膨大な資源の価値を科学の力によって解放すること」をミッションとして、規模感のある再生可能エネルギー供給とCO2削減を実現するバイオエネルギー・炭素回収プラントの開発を進めていく。
ライノフラックス代表取締役CEO 間澤 敦氏は、「本気で世界に勝てる事業を創りたいとの想いから当社を設立しました。心から信頼できるチームメンバーに加え、今回の資金調達で国内トップレベルの投資家の皆様を迎えられたことを大変心強く感じます。当社のミッションである「地球に存在する膨大な資源の価値を科学の力で解放すること」は、決して1社で達成できるほど容易なものではありません。エネルギー問題の解決や脱炭素社会の実現を強く望む多くの協力者を巻き込みながら、大胆に、そして謙虚に、事業を推進して参ります。」と語る。
■公式HP
https://rhinoflux.com/
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