人工知能開発のストックマークが21日、投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループから45億円を調達したと発表した。
ストックマークは自然言語処理に強みを持つ2016年設立のスタートアップ。国内外のビジネスニュースを集め、顧客企業の業務に沿う内容をAIが分析して提供するサービス「Anews」を手掛ける。生成AIサービスの開発基盤を顧客に提供するビジネスも始めている。
ポラリスを引受先とした第三者割当増資をこのほど実施し、累計調達金額は88億円となった。
「今回調達した資金は、事業拡大および研究開発、人材採用、M&A、海外展開など、多岐にわたる成長戦略の実現に活用予定のほか、今後100日プランを通じて経営戦略と資金の具体的な使い道を策定していきます。特に、AI分野の技術者など、質の高い人材の採用を積極的に推進する計画です。また、グローバル市場でも競争力を持つ経営体制やインセンティブ設計にも注力していく方針です。
更に、M&Aや海外展開を含む事業戦略の方向性を明確にし、具体的な事業計画を二人三脚で策定することで、当社の経営目標を着実かつスピーディーに達成する事を目指していきます。
また、マルチモーダルLLMやレイアウト分析技術といった、データ構造化やLLM活用を前提としたAI基盤技術の強化や研究開発にも積極的に投資を行います。海外展開に向けたプロダクトの強化や、それに伴う組織体制の整備にも資金を充て、グローバルな成長基盤を築いていきます。」と語る。