企業向けの配達物の受け取り管理システムを手掛けるトドケールが、社外へ送る際の作業を効率化する新機能を2025年に投入する。物流大手のデータと連携させ、伝票作成や配送状況の確認ができるようにする。開発にあてるため、第三者割当増資で3億円を調達したと発表した。
「人とモノをつなぐ」をミッションに掲げ、「オフィス領域におけるモノのデータへのアクセス性向上」を目指すスタートアップ企業だ。これまでテレワークやハイブリッドワークの導入、フリーアドレス制のオフィス、店舗・工場・研究所など、複数拠点を持つ大企業など新しい形の働き方とオフィス運営を目指す企業に向けた拠点に届いた荷物の管理とスムーズな受け渡しを実現するサービスの充実に注力してきたようだ。
その一方で利用する顧客の皆様より「受け取るもののみではなく、発送物の管理や社内便の管理、そして物流機能との直接的な接続といったオフィス周辺の物流管理機能の拡充をしてほしい」との要望があり、「人とモノをつなぐ」のミッションの元、法人向けサービスのさらなる拡充に取り組むことを決めたとのこと。
サービス全体の利用顧客数は大手企業を中心に70社を超え、システム内取り扱い荷物数の成長率はこの4年間において、年平均417%を超えているという。
すでに多くの大手企業が導入しているクラウド配達物・郵便物管理アプリケーション「トドケール」を中核サービスと定め、さらなる顧客基盤拡大に向けて営業・カスタマーサクセスの人材の採用強化を実施。物流との連携・周辺総務領域への拡大を含めた機能開発に向けた開発チームの採用の強化を目指すようだ。