不動産事業者向け賃料査定システムを手掛けるポルティが、空き家の所有者と買い手をつなぐスマホアプリを10日にリリースした。売り主が物件の写真をアップロードすると、人工知能がアプリ上で紹介文などを作成するようだ。新機能開発に充てるため、第三者割当増資で5000万円を調達したと発表した。
ポルティは「地球上のあらゆる人々が、理想の生き方を実現できる世界へ」を企業理念に掲げ、不動産や都市開発領域の新たなデジタルインフラの構築に取り組んできた。2022年に公開したAI賃料査定サービスである「ポルティ賃料査定」は不動産デベロッパーや投資家の方々に厚い好評をいただき、累計の査定回数が250万回を超えるなどデータやAIを通じた不動産領域のDX化に努めてきたようだ。
■サービスの内容・特徴
あらゆる物件を掲載可能:地方の売却が難しいとされる空き家や農地・山林や倉庫でも投稿が可能
最短2分で投稿:スマートフォンから画像と住所を入力するだけで、最短2分で物件を掲載
AIがタイトルや説明を自動生成:物件のタイトルや説明文はAIが自動で作成
売り手と買い手が直接やり取り:物件の売却希望者と購入希望者はアプリ上で直接メッセージのやり取りが可能
専門スタッフのサポート:アプリ内でのユーザーのやり取りは、不動産取引に精通した宅地建物取引士資格を有する専門スタッフがサポート
安心の取引体制:実際の売買契約業務は宅地建物取引士が契約書の作成代行から重要事項説明や決済確認までを一気通貫して対応
ポルティは、今回正式リリースした空き家のマッチングアプリ「ポルティ」と「ポルティ空き家売却査定」によって、地方を中心とした空き家や土地の新たな流通を生み出し、日本中の貴重な資源を循環させることで、より多くの地域活性の機会を創出することを目指していくと述べる。
■公式HP
https://porty.co.jp/corp