督促・回収をデジタル化するLectoが第三者割当増資などで8億5000万円を調達したと発表した。販売拡大に向けた体制強化のための人材採用やマーケティング、営業に充てるとのことだ。累計調達額は13億円超となったようだ。
Lectoが提供する「Lectoプラットフォーム」は、「債権管理」「督促・回収」というこれまでアナログな運用が主流だった領域のデジタル化を推進し、「督促する側」「督促される側」両者の体験の改善を実現するサービスだ。
SMBCベンチャーキャピタル、りそなキャピタル、三菱UFJイノベーション・パートナーズなどを引受先とする第三者割当増資で7億5000万円調達し、金融機関から1億円借り入れた。今後、さらなる成長を行うことでコーポレートミッションに掲げる「金融の摩擦を解消し、人の無限の可能性を解き放つ」を実現すべく、体制を強化するための人材採用やマーケティングの強化をめざしていくようだ。
レクトは2021年の事業開始以来、大手金融機関や電力事業者向けに債権の管理や督促回収をウェブ上で完結するソフトウエアサービスを提供している。債権管理、督促回収は紙や電話で支払いを促すなどアナログな慣習が残っており、金額や年齢層に合わせてショートメッセージサービス(SMS)などを使って自動化してきている。
■公式HP
https://lecto.co.jp