森岡毅率いる刀、いよいよ「JUNGLIA OKINAWA」開業を発表

刀が28日、沖縄本島北部のテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」を7月25日に開業することを発表し、恐竜や絶景などをテーマにした22のアトラクションの概要も明らかにした。インバウンドを対象とした価格、また国内価格の二重価格を採用している。

中国や韓国、東南アジアなどから広く来訪を見込める立地を生かし、アジアの旺盛な観光需要を取り込む。ディズニーランドなど圧倒的な人気を持つ競合がひしめく日本というエリアで、独自の魅力を訴えられるかが成功のカギになると述べる。

代表の森岡氏は東京都内で28日開いた記者会見で、「テーマパークとして選ばれるのではなく、旅行の文脈で選ばれる施設だ。日本の観光産業の変化の起点となる」と強調した。約60万平方メートルの敷地面積は東京ディズニーランド(TDL)やUSJを上回り、建設を予定している22のアトラクションは広大な敷地と環境を生かしたものになっていると語る。


アトラクションやレストランが利用できる「1Dayチケット」は国内在住者の場合、大人(12歳以上)で6930円、子ども(4〜11歳)で4950円となり、インバウンド価格は大人8800円、子ども5940円だという。温泉施設「スパジャングリア」を利用する際は国内の大人で2640円となる「スパチケット」も用意するようだ。

二重価格は国内のテーマパークでは珍しく、刀は、「沖縄への来島が多い台湾や韓国など世界各地のテーマパークの適正価格を確認する消費者調査を行い、パークの価値を理解して払ってもらえる金額だと思っている」と説明した。

温泉施設や園内を一望できる「パノラマダイニング」や南国リゾート感あふれるグリル料理が楽しめる「ワイルドバンケット」などスパや食事にも力を入れており、飲食施設は園内に15施設設置される予定だとという。